春日井市にある「天ぷら酒房まあちゃん」。
初めて来店されたお客様から、
「なんで、まあちゃんなの?」
と聞かれることがあります。
実は「まあちゃん」という名前は、今の店を作るために考えた名前ではありません。
この名前の始まりは、私の母です。
始まりは母の居酒屋「まあちゃん」
母はもともと、小牧の「人情話屋台」で居酒屋まあちゃんを営んでいました。
「まあちゃん」という店名も、母がやっていた頃からの名前です。
その後、小牧から春日井市へ移転。
現在の「天ぷら酒房まあちゃん」へとつながっていきます。
だから私にとって「まあちゃん」は、単なる店の名前ではありません。
母が始めた店であり、家族の歴史そのものでもあります。
2004年ごろ、私も「まあちゃん」で働き始めました
春日井で店をオープンしてから2年ほど経った、2004年ごろ。
私も「まあちゃん」で働くようになりました。
今だから話せますが、若い頃はいろいろ悪さもしました。
決して順風満帆にここまで来たわけではありません。
そんな自分が店で働くようになって、改めて感じたものがあります。
それが、親の温もりでした。
家族がいて、店があって、お客様がいる。
帰ってこられる場所がある。
自分にとって「まあちゃん」は、ただ働くための場所ではありませんでした。
この店に救ってもらった。
今振り返ると、本当にそう思います。
母が守ってきた店を、今度は自分が守る
母は現在、店を引退しています。
母が始めた「まあちゃん」という名前は、今も「天ぷら酒房まあちゃん」として残っています。
母が居酒屋を始めた頃から考えれば、時代も大きく変わりました。
小牧から春日井へ。
母から息子へ。
店の形やメニュー、働いている人は変わっても、「まあちゃん」という名前は変わりません。
若い頃、この店に救ってもらった自分が、今度はこの店を守っていく側になりました。
なんだか不思議なものです。
天ぷらだけじゃない「まあちゃん」でありたい
現在は「天ぷら酒房まあちゃん」として、天ぷらをはじめ、焼き鳥、鳥刺し、鉄板料理、焼き魚など、いろいろな料理を提供しています。
宴会でたくさんの方に集まっていただく日もあれば、一人でふらっと飲みに来てくださるお客様もいます。
昼から飲みに来てくださる方もいます。
昔から来てくださっている方もいれば、初めて「まあちゃん」を知って来てくださる若いお客様もいます。
どんなきっかけでも、
「また、まあちゃん行こうか」
と言ってもらえる店でありたいと思っています。
この先も、春日井に残れる店へ
飲食店を長く続けることは、簡単なことではありません。
それでも、自分がこの店に救ってもらったように、「まあちゃん」という場所をこれからも残していきたい。
大きなお店にしたいとか、有名なお店にしたいということだけではありません。
一番は、
地域に残れる店でありたい。
春日井の人たちに、
「昔から、まあちゃんあるよね」
「久しぶりに、まあちゃん行こうか」
「子どもの頃に家族で行ったな」
そんなふうに言ってもらえる店になれたら嬉しいです。
母から始まった「まあちゃん」を、これからも
小牧の人情話屋台で母が始めた、小さな居酒屋「まあちゃん」。
春日井へ移り、自分も店に入り、いろいろなことがありながら今日まで続いてきました。
母は引退しましたが、その名前は今も店の看板に残っています。
そして自分にとっては、人生の大変な時期に帰る場所になり、親の温もりを感じさせてくれた大切な店です。
だからこそ、これからも守っていきたい。
料理を食べに来る場所。
お酒を飲む場所。
家族や仲間と集まる場所。
そして誰かにとって、ちょっとホッとできる場所。
母から受け継いだ「まあちゃん」を、この先も春日井に残していきたいと思っています。
これからも、天ぷら酒房まあちゃんをよろしくお願いいたします。